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刺繍とは

刺繍の歴史

刺繍の始まりはとても古く、最も古いものとしては、古代エジプト時代の墓やピラミッドからビーズ刺繍の布が発掘されています。また、この時代には、数多くのステッチが存在していたことも分かっています。衣服や家具にアラベスク模様が刺繍されていたことが、記念碑に書かれていることで確認されています。古代オリエントでは、刺繍がもっとも盛んに行なわれ、バビロニア人によって独特のステッチパターンが完成されたと考えられています。これが、ギリシア、そしてローマ時代に引き継がれ、ヘレニズム文化を経て、ビザンチン時代へと引き継がれていく中で、刺繍は僧院芸術や宮廷芸術の一端として栄えました。

17世紀になると、フランスのルイ14世の宮廷を中心に、衣服、カーテン、家具などに用いられていました。 宗教や特別な階級の中で発達した刺繍は、贅沢な美術品であり、その階級のステイタスシンボルでもあったわけです。

その後刺繍は、各国の侵攻や宗教の影響を強く受け、また、貿易が盛んになったことにより、その時代の背景とともに世界中の国々に広まっていきました。一部の上流階級の高価な美術品や装飾品から、身近な手芸として刺繍が楽しめるようになったのは、近世になってからで、民族衣装などでその美しさを発揮するようになりました。こうして刺繍は、時代とともに人から人へと受け継がれてきたのです。

刺繍の技法

さまざまな刺繍の技法について簡単にご紹介します。

・ランニングステッチ

刺繍の最も基本的な技法で、等間隔で表・裏に交互に針目を出す刺し方です。

・ストレートステッチ

線を表現する時の技法で、丸く放射線状に刺すものはサウザンドフラワーステッチと呼ばれます。

・アウトラインステッチ

輪郭線などに使われることの多い技法で、面を埋める際にも使われます。

・サテンステッチ

サテン生地のようなつやが特徴の技法で、間隔をつめて面を埋めていく技法です。

・チェーンステッチ

鎖のような形が特徴の技法で、線や面を埋める際にも使われます。

・フレンチノットステッチ

花芯などに使われることの多い玉刺しで、糸の引き加減や糸を巻き付ける回数によってバリエーション豊かに使える技法です。

・レゼーデイジーステッチ

輪を一つつくってとめる技法で、花びらや葉を表現するのに用いられることが多いです。

・ブランケットステッチ

ボタンホールや毛布の端かがりに使われることが多く、オープンボタンホールステッチとも呼ばれます。

・フェザーステッチ

鳥の羽のように左右に繰り返す技法で、太いラインを表現する際にも使われます。

ホビーラホビーレの刺繍へのこだわり

ホビーラホビーレでは、少しでも多くのお客様に刺繍を楽しんでいただくために、季節やテーマに合わせて、ゼロからオリジナルのデザインを考えたり、時に著名な、もしくはホットな刺繍作家さんとコラボレーションしたりして素敵な作品づくりに励んでいます。

フランス刺繍やクロスステッチ、アップリケ刺繍などを、ステッチクロスやモチーフクロス、フレームなどでご提案しております。また、ブックカバーやポーチ、コースターなどの小物商品も豊富に取り揃えています。

これから刺繍を始める方はもちろん、刺繍が大好きな方まで、みなさまに楽しんでいただけるよう、毎月、ワクワクするような商品を企画・販売をしておりますので、ぜひ一度チェックしてみてください。きっとつくりたくなるような刺繍商品が見つかるはずです。

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